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一本の線
2D animationAnimationInstallation

一本の線

2021
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長野県立美術館に新設された「交流スペース」のために制作されたアニメーション。縦3メートル・横12メートルの壁2面を組み合わせた、L字型の大型スクリーンに上映される。シンプルな単色で構成された画面に現れた「1本の線」は、次のようなルールのもとで動く。 あらかじめ決められた軌道を「なぞるように」移動する。つまり、全ての物語が1本の線でつながっている。 線の長さは、ほぼ一定に保たれる。 線の長さが一定という制約があるため、物語の全貌を1枚の絵として同時に見ることはできない。視聴者は絶え間なく動いていく線を目で追いながら、隠されたストーリーをひもとき、想像することで、作品に主体的に参加して楽しむことができる。 小鳥・少女・潜水艦・ワニ・クモの巣 など、1本の線が多様に変化しながら物語が展開されていくが、映像を通して視聴すると、1つめの「ある小鳥の物語」、2つめの「ある少女の物語」が終わったあと、2つが組み合わさることで、3つめの新しい物語が生まれるという、3部構成となっていることが明らかになる。L字型の壁面を利用した「2つの物語が出会う」構成が、映像と音楽の両方で試みられている。

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